頸椎症由来からくる首、肩の痛みと五十肩症状が入り混じっている場合の鍼灸施術。
こんにちは。
東京・市ヶ谷にあります「頸椎症・頸椎ヘルニア専門鍼灸院」のかごしま鍼灸治療院です。
東京都とは緊急事態宣言がもうしばらく続く中、不要不急ではなく必要な施術、必要な通院で通って頂いているお客様へ施術を引き続き万全な衛生管理を徹底した上でさせて頂いています。
今回も症例のようなお話をさせて頂きます。
当院には頸椎症、頸椎ヘルニア、または慢性的な首の痛みやが主症状でいらっしゃる方が多いんですね。
頸椎症や頸椎ヘルニアの症状として
・首の痛み
・首、肩凝り
・頭痛
・上肢の痛み、痺れ、鈍痛
・指先の痺れ
など様々な症状があります。
その中でも、頸椎症、頸椎ヘルニアは好発年齢はだいたい40〜50代の方に多い。
最近ではパソコンやスマホ社会で首への負担が急増しているので30代でも割と多い疾患ではありますが、まだ4、50代の方に多いんですね。
他4、50代の方々に整形外科的症状として多いのが「五十肩」です。
頸椎症でいらっしゃる方の中には「腕も上げにくいし痺れる、肩が上がらない」と訴える方も少なくありません。
頸椎症が主症状ではあるが、その中でも痛みに対して他の原因、他の疾患が隠れていないかと疑う、考える、問診していく事が重要で、
今回の頸椎症が主で「腕も上げにくいし痺れる、肩が上がらない」と訴えの中に頸椎からだけの症状か肩や肘の部分も細分化して診ていく事が大切です。
頸椎症と五十肩の鍼灸では鍼の太さや深さや方向性、パルスの周波数が違います。
お客様の体格、性別、体質、過去の鍼灸の経験有無もそれぞれ違いますのでそこも加味していかなければベストな施術はできません。
・頸椎症の鍼灸
罹患頸椎椎体付近の深層まで刺鍼し筋緊張を緩和させ頸椎への圧迫を軽減させて行きます。予防も含め罹患頸椎の上下も一緒に施術していきます。肩や肩甲骨周りの筋肉も緩めます。
解剖学に沿った鍼灸術にパルス通電を1ヘルツで行い、上肢の痺れには60ヘルツと高い周波数と使い分けていきます。
そこに小松式高麗手指鍼を組み合わせ回復力を引き上げていきます。
・五十肩の鍼灸
主の腱、靭帯へ沿わせたの刺鍼です。より技術力をもとめられる部分です!
腱の炎症、靭帯の緊張を軽減しないと早期改善も難しいです。
このように2つの症状を持ち合わせている方は少なくありません。
当院では一つの疾患、一つの症状に対して同時進行で行うことは少ないんです。
理由としては
・鍼灸の施術刺激が分散されてしまい施術効果が弱くなってしまう可能性があるからです。
最も強い症状が改善したら、次の症状の施術を行う。
この施術をきちんと分けて行う事で、1症状への施術効果を最大に引き出しより早期の改善が可能が見込めます。
しかし、場合によってはこれに限らない場合もありますので初診問診時にご相談させて頂きます。
かごしま鍼灸治療院では、引き続き新型コロナウイルス対策としまして手指消毒設置、次亜塩素酸水による空間除菌、ベット除菌、お一人お一人の対応で複数の人が居合わせることもありません。
安心して施術を受けて頂けるよう、きちんと環境づくりにも努めていきます。