鍼灸での首の痛みや頸椎症の施術について。(当院の考え方)
こんにちは。
東京・市ヶ谷の「頸椎症・頸椎ヘルニア専門鍼灸院」のかごしま鍼灸治療院の伊藤です。
最近では寒暖の差、在宅勤務、コロナ自粛疲れで身体の不調、首の不調、自律神経の乱れが強まってきている方が増えてきています。
引き続き当院では衛生管理を徹底しながら、必要な施術、必要な通院でいらっしゃる方々のために施術させて頂いています。
さて、今日は鍼灸が実際にどんな効果がありどう良くなっていくの?っていう部分にお話したいと思います。
前々にも言いましたが、当院に通院頂いているお客様の半分以上が首の不調や、病院で頸椎症や頸椎ヘルニアと診断されてから牽引施術やレーザー施術、カイロプラクティック、マッサージ屋さん、整骨院を通いつめてからいらっしゃいます。
鍼灸の選択肢はこれらのいろいろな事を試してからといった方が実際には多いです。
確かに鍼灸と聞くだけで、痛い、怖い、高い、そのうえで効くの?ってゆう部分が出てくると思います^^;
じゃ、鍼灸はなんで効果が出るの?
それは深層、深い場所、患部に近い場所にアプローチできるから。
この一点に一番尽きると思います。
ただ鍼を刺すことは、鍼灸の学校に3年間通い国家試験に合格し鍼灸師になれば誰でも出来る事です。
ここで大切なのは、鍼灸にも施術者の技術や考え方、施術哲学、経験はとても重要なことは当たり前です。
当院で専門的に行っています、頸椎症や頸椎ヘルニアの症状は基本的には「痛み・しびれ」に対してのアプローチです。
この「痛み、しびれ」を改善していくためには解剖学、生理学的な見方から鍼灸施術を進めていく必要があるということです。
鍼灸というと東洋医学の考えが主ですが、当院ではこういった頸椎症など整形外科的な症状では西洋医学的な鍼灸施術のアプローチを行っています。
もちろん症状によっては、東洋医学的な鍼灸や経穴(ツボ)を使うことも大切な必要なことです。
では、西洋医学的な鍼灸のアプローチは?(今回は首、頸椎への鍼について)
・筋肉へのアプローチ
・筋腱移行部(筋肉は骨に付くんですが骨に付着する寸前に腱になります、その部分)
・靭帯に沿わせてのアプローチ
これらの位置関係を理解し、その上で鍼の
・太さ
・長さ
・深さ
・角度
・電気の周波数の調整(消炎鎮痛効果)
・施術頻度
この点が合致することで、
硬く緊張し短縮している筋肉を緩め、腱への牽引張力も緩み頸椎内圧が減り痛覚受容器を鎮静させ痛みやしびれを改善させていくことがはじめて出来ます。
それを繰り返しながら、施術頻度に関しては回数を通うというよりも、まずは初めの数回は間隔をできるだけ開けない事。これがもっとも強い症状や経過が長い症状を改善するにあたってかなり大切。
また身体のいろいろな部位と比べても首への鍼灸は安全性が高いです。
鍼と聞くと初めての場合、怖いが先にきてしまうかもしれませんが注射に比べれば鍼の太さも細く髪の毛程度。
極力痛みを感じないよう行うので施術中に寝てしまう方もいるくらいです^ ^
痛みやしびれで我慢している方、諦めてしまっている方、是非鍼灸を選択肢に入れてみてください。
きっと、より快適な日常があると思います^ ^