デスクワークの方の頸椎症の症例報告
こんにちは。
市ヶ谷の「かごしま鍼灸治療院」の伊藤です。
今日は久しぶりに頸椎症のお客様の症例をお伝えします。
頸椎症の発症年齢として50代の方に多いと言われてきていました。特に男性。
しかし、最近では30代の男女の方でも増えてきているようですね。
やはり、長時間のパソコン、スマホ首という言葉ができていますがその通りだと思います。
・症例
30代男性、サラリーマンの方
長年、首こり肩凝りは感じていたが最近になって上腕から手首付近まで脱力感と首を後ろに倒すと痛みが強くしばらくはマッサージ店に通ったが良くならず、整形外科を受診。
頸椎症神経根症と診断。
まだ軽度とのこと。
病院では痛みが強い時は鎮痛薬を飲むようにと処方。週二回ほど電気施術へ通うがあまり改善せず。
お仕事もデスクワークという事でより夕方になると、首の痛みが増してくる。
痛みが強い時は薬を服用していたが、薬を飲むと痛みが収まりより動かしてしまう分、薬の効果が切れた時には痛みがより首の運動をしてしまった分、倍増していた傾向。
当院には整形受診から約1か月後にご来院。
・主訴
・首こり、肩凝り
・上腕、前腕に痺れまではいかないが鈍痛感、倦怠感(力が入らない感じ)
・起床時の首の痛み、若干の頭痛
整形外科受診時に軽度の頸椎症と症状自体が自覚し始めてから早期の施術開始。
やはり、症状が出始めてから1日でも早く施術を始めて行くことが早く症状を抑え込むために最も大切ですね。
・初診時施術
小松式複合施術(解剖学・生理学を基盤とした刺鍼)
高麗手指鍼(手の鍼、体質からみる頸椎症の痛み、症状を取るバックアップ)
この二つ鍼灸を初回から組み合わせ行いました。
初回施術後、首から肩甲骨周囲に鈍痛と全身がだるい感じ、眠気が強く出た。
だるくなったり、鈍痛が出ることは患部に刺激が入ることで出る反応でもあります。
そういった、反応が出ることで逆に悪くなってしまったのではないかと心配になる方もいますが、その反応が出て行く方が発痛物質が軽減され経過が良くなることも多いのです。
そんな中、首と肩の凝り感はかなり軽減。
この怠い、鈍痛の感覚は初回のみで3回目終了後、翌日には起床時の痛みもほぼ無く起き上がれる事が出来る。
4回目、5回目の施術は少々期間が空きましたが腕の症状も私生活でほぼ無くなり楽に生活を送れているようです。
症状が強くなった状態では無く早いうちにご来院頂けたことが早期改善に繋がりました。
この方は、症状も軽減し良い状態も維持出来ているので日常生活でのアドバイス、注意点を再度お伝えして6回の施術で終了^ ^
1回目終了時の違和感に耐えながらもここまで施術に通って頂き改善して頂けたことに感謝です^ ^