うつむき姿勢は首を壊す最大原因。
こんにちは。
東京・市ヶ谷の「首の痛み・頸椎症・頸椎ヘルニア専門、かごしま鍼灸治療院」の伊藤です。
今回は少し姿勢のお話。
私たちの背骨は横から見ると頸椎と腰椎で前方に向かってカーブを描くようにS字状の形になっています。
しかし、普段から私たちはこの理想の背骨ラインとは逆方向に首(頸椎)を曲げて生活している時間が圧倒的に長いです。
例えば、パソコン、スマホ、猫背、ゲーム、料理などなど、、、
ほとんどの方が首がうつむき前傾しています。
こういった負荷のかかる姿勢で長時間、毎日続けていると背骨が丸まった猫背に慣れていってしまいます。
その前傾姿勢、猫背姿勢に慣れてしまうと脳はそれが楽な姿勢と勘違いしてしまい、常に首に負担がかかる姿勢をとり続けているにも関わらず、あまり異常を感じにくくなってしまうのです。
すると、どうなっていく事があるのか。
・骨と骨の間にある椎間板が潰れやすくなる
・椎間板の中にある髄核という物質が飛び出し神経に触れたりして痛みや痺れを引き起こす
・筋肉も凝っていき、頸椎変性に繋がる
髄核の半分は水分なので時間が経てば身体に吸収され痛みは治っていく事が多いですが痺れが頸椎の歪みは残ったままです。
一度、首を痛めてしまうと癖になってしまうと言いますが、痛みが癖になっているのではなく悪い姿勢が癖となって首や腰を壊してしまっているのです。
症状が軽いうちは安静で改善することもありますが、首や頭を前に倒した姿勢を続けていくと首の筋肉に大きな負担となり、首の痛みだけでなく肩や腕のしびれ、頭痛、めまいも起こってきます。
こうした事を避けるためには
・首をかるーく後ろに反らす
・または姿勢を正し顎を引き頸椎と頸椎の間を開くイメージ
・1日に何度か意識して胸を開く
日常の中で反らす姿勢を少し意識するだけで、首・肩こり、頭痛、めまい、耳鳴りなど抑えていくこともできます。
首を前に曲げずに生活は出来ませんが、曲げっぱなし生活が首を壊す最大の原因です。
負担をかけている分、反対に反らしてあげる事で姿勢のバランスとれれば首の痛みを予防する事が出来ます。
痛みや痺れ、頸椎症、頸椎ヘルニアへ移行してしまわないよう、特に毎日パソコンと向き合い長時間同じ姿勢をされているデスクワーカーの方などは対策をしてみてくださいね^ ^